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TORENDIA

手紙

本文約2,100字 ・ 読了時間 約5分

あらすじ(AIが作成しました)

おとめ宛に綴られたこの手紙は、坂本龍馬が妻・龍の身元や縁者への配慮、そして二人の薩摩旅行について詳述する。霧島の天の逆鉾への登山や霧島神社への参拝といった道中の情景描写に加え、長州での戦の様子や西郷吉之助の人柄、自身の近況を報告する。激動の世の中における自らの役割を自覚しつつ、妻の今後や情勢への思いを交えながら、離れて暮らす家族へ向けて率直な心情と旅の記録を伝える。

坂本龍馬

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🎧 手紙 / 朗読音声: VOICEVOX:春日部つむぎ

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おとめさんにさし上る。

兼而申上妻龍女ハ、望月亀弥太が戦死の時のなんにもあい候もの、又御国より出候もの此家ニて大ニセ話ニなり候所、此家も国家をうれへ候より家をほろこし候也。老母一人、龍女、いもと両人、男の子一人、かつへ/\ニて、どふもきのどくニて、龍女と十二歳ニなる妹と九ツニなる男子をもらい候て、十二歳の妹名きみへ、男子太一郎ハ摂州神戸海軍所の勝安房ニ頼ミたり。龍女事ハ伏見寺田や家内おとせニ頼ミ候。(是ハ学文ある女尤人物也。)今年正月廿三日夜のなんにあいし時も、此龍女がおれバこそ、龍馬の命ハたすかりたり。京のやしきニ引取て後ハ小松、西郷などにも申、私妻と為レ知候。此よし兄上ニも御申可レ被レ遣候。御申上なれバ、

[#ここから2段組み]

京師柳馬場三条下ル所、 楢崎将作(死後五年トナル。)

右妻存命

私妻ハ則、将作女也。

今年廿六歳、父母の付

たる名龍、私が又鞆トあらたむ。

[#改段]

此所にすミしが、

国家のなんとともニ

家ハほろびあとなく

なりしなり。

[#ここで段組み終わり]

正月廿三日ののちナリ。

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