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TORENDIA

私が占ひに観て貰つた時

本文約190字 ・ 読了時間 約1分

※本文が短いため「あらすじ」は省略いたします。

牧野信一

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🎧 私が占ひに観て貰つた時 / 朗読音声: VOICEVOX:青山龍星

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自分からすゝんで占ひを観て貰つたことはないが、十七八歳の頃祖母が突然小生の面上のほくろを気にしはぢめて、占ひ者に謀り、何れと何れとを抹殺すべきかと二三を指摘し、さて占者は小生を静座せしめて、はたとその面を睨めて物凄い声で気合ひをかけた。そして数回に亘つて、薬液体のものを、不吉と称するほくろの上に注いだが、一向に効目もなく、終ひにそのまゝ烏耶無耶のうちに中止となつたことがある。

完

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