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TORENDIA

文月のひと日

本文約160字 ・ 読了時間 約1分

※本文が短いため「あらすじ」は省略いたします。

末吉安持

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🎧 文月のひと日 / 朗読音声: VOICEVOX:九州そら

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黒檀のみどり葉末に、

そよ風ながう滑りて、

自然の魂塊藍に

薫りとぶ真夏の昼。

金糸雀にうまゐ醒めて、

夢の世に追ひわびたる、

やわらぎの霊の華を

いま紫陽花にみとめつ。

昨夜詩に寝ね足らぬ

瞳細ういと細う、

わが世永久にかゝらばと、

おもひ入る、あゝ夢心地。

この刹那のたましひを

黄金の龕にひめて、

ひと日だにいつき得なば、

あゝ我ぞ詩のやさ男神。

完

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