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TORENDIA

鞦韆考

本文約8,100字 ・ 読了時間 約17分

あらすじ(AIが作成しました)

鞦韆の起源と伝播を論じる。古代ギリシャの神話や年中行事に端を発し、欧州からアジア諸国へ広がった軌跡を辿る。支那へは北方を通じて伝わり、時代とともに形式が変化した。日本では、嵯峨天皇の時代に唐から輸入され、平安時代以降は一旦途絶えるが、江戸時代に再興して現代の呼称へと繋がる。本書は、東西の文化交流の中で、この遊戯がいかに広まり、変遷を遂げてきたかを多角的に考察する。

原勝郎

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鞦韆は漢字で綴ればこそむつかしくなるが、遊戯としては極めて簡單で、何人でもたやすく思ひつきさうな種類のものである。されば其源流を究めるなどは嗚呼の沙汰に近いかも知れない。然るに無造作な此技が、想像さるゝよりも少數の發明者しか持たなかつたと見えて、東洋に於ても西洋に在りても、國から國へと移り行つた跡が歴然と認められる。加之、時代によりての變遷もある。因りて今偶然の機會から動かされた貧弱な骨董心の赴くに任せて、其分布の徑路を辿つて見ることにした。

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