TRENDIA CLASSIC
あるるかんの死
森川義信
1 / 1
眠れ やはらかに青む化粧鏡のまへで
もはやおまへのために鼓動する音はなく
あの帽子の尖塔もしぼみ
煌めく七色の床は消えた
哀しく魂の溶けてゆくなかでは
とび歩く軽い足どりも
不意に身をひるがへすこともあるまい
にじんだ頬紅のほとりから血のいろが失せて
疲れのやうに羞んだまま
おまへは何も語らない
あるるかんよ
空しい喝采を想ひださぬがいい
いつまでも耳や肩にのこるものが
あつただらうか
眠るがいい
やはらかに青む化粧鏡のなかに
死んだおまへの姿を
誰かがぢつと見てゐるだらう
森川義信の他の作品
TRENDIA CLASSIC
春
森川義信
春
森川義信 ・ 約1分
TRENDIA CLASSIC
哀歌
森川義信
哀歌
森川義信
TRENDIA CLASSIC
雨
森川義信
雨
森川義信
TRENDIA CLASSIC
あの人
森川義信
あの人
森川義信
TRENDIA CLASSIC
青き蜜柑
森川義信
青き蜜柑
森川義信
TRENDIA CLASSIC
雨の日
森川義信
雨の日
森川義信
TRENDIA CLASSIC
あるひとに
森川義信
あるひとに
森川義信
TRENDIA CLASSIC
雨の出発
森川義信
雨の出発
森川義信
TRENDIA CLASSIC
海
森川義信
海
森川義信
TRENDIA CLASSIC
歌のない歌
森川義信
歌のない歌
森川義信
TRENDIA CLASSIC
風
森川義信
風
森川義信
TRENDIA CLASSIC
壁
森川義信
壁
森川義信