TRENDIA CLASSIC
自転車日記
夏目漱石
1 / 12
西暦一千九百二年秋忘月忘日白旗を寝室の窓に翻えして下宿の婆さんに降を乞うや否や、婆さんは二十貫目の体躯を三階の天辺まで運び上げにかかる、運び上げるというべきを上げにかかると申すは手間のかかるを形容せんためなり、階段を上ること無慮四十二級、途中にて休憩する事前後二回、時を費す事三分五セコンドの後この偉大なる婆さんの得意なるべき顔面が苦し気に戸口にヌッと出現する、あたり近所は狭苦しきばかり也、この会見の栄を肩身狭くも双肩に荷える余に向って婆さんは媾和条件の第一款として命令的に左のごとく申し渡した、
自転車に御乗んなさい
夏目漱石の他の作品
TRENDIA CLASSIC
『心』広告文
夏目漱石
『心』広告文
夏目漱石 ・ 約1分
TRENDIA CLASSIC
『心』予告
夏目漱石
『心』予告
夏目漱石 ・ 約1分
TRENDIA CLASSIC
『三四郎』予告
夏目漱石
『三四郎』予告
夏目漱石 ・ 約1分
TRENDIA CLASSIC
『それから』予
告
夏目漱石
『それから』予告
夏目漱石 ・ 約1分
TRENDIA CLASSIC
猫の広告文
夏目漱石
猫の広告文
夏目漱石 ・ 約1分
TRENDIA CLASSIC
イズムの功過
夏目漱石
イズムの功過
夏目漱石
TRENDIA CLASSIC
一夜
夏目漱石
一夜
夏目漱石
TRENDIA CLASSIC
岡本一平著並画
『探訪画趣』序
夏目漱石
岡本一平著並画『探訪画趣』序
夏目漱石
TRENDIA CLASSIC
カーライル博物
館
夏目漱石
カーライル博物館
夏目漱石
TRENDIA CLASSIC
永日小品
夏目漱石
永日小品
夏目漱石
TRENDIA CLASSIC
学者と名誉
夏目漱石
学者と名誉
夏目漱石
TRENDIA CLASSIC
薤露行
夏目漱石
薤露行
夏目漱石