近時政論考
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あらすじ(AIが作成しました)
明治二十四年、新聞『日本』の社説をまとめた本書は、維新後の政治思想と政党の沿革を論じる。多種多様な論派が錯綜する当時の政治界において、その論拠や歴史的背景を詳説し、実相を解明することを試みる。特に、欧化風潮に反対して登場した「国民論派」の特立性や、自由平等に対する独自の見解を提示し、帝国議会開設という第二の革新を前に、政治への関わり方を再考すべきだと説く。政治的誤解を解き、混迷する世の中での確かな指針を求める論考である。
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序
モンテスキューいわく、「予の校を去るや数巻の法書を手にせり、しかしてただその精神を尋繹せり」と。ボルドー議会の会長たるとき、いわく、「予は議場において身に適するの地位なきを知る、議題は予これを詳悉するを難んぜず、しかも議事規則に至りては毫も会得するところあらず、予は会長としてこれに注意せざるにあらざれども、いわゆる伎倆なるもののきわめて陋愚なるを悟り、しかしてなお揚々として座を占むるに堪えざるなり」と。すなわち職を辞してもっぱら政理の究察に従事せり。ああ、これ先生の一世の知識を開拓して余りありし所以なるか。ヴォルテル称揚して言えらく、「人類の偉業を失うや久し、モ君出でてこれを回復しこれを恢張せり」と。陸羯南の人となり、真に先生に彷彿たるものあり。峭深の文をもって事情を穿ち是非を明らかにするは韓非に似て、しかしてしかく惨※[#「激」の「さんずい」に代えて「石」、73-上-16]ならず。もし不幸にして萎爾するなくば、必ず東洋の巨人たらん。かつて『近時政論考』の著あり、余の意想を啓発すること鮮少ならざりき。多謝。
三宅雄二郎識 明治二十四年五月
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例言