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TORENDIA

次が待たれるおくりもの

本文約1,100字 ・ 読了時間 約3分

あらすじ(AIが作成しました)

「チボー家の人々」の冒頭二巻を読み、ロジェ・マルタン・デュ・ガールによる長編の構成や描写の手法、人生に対する真摯な態度を論じる。一九一四年に至る時代背景の中で、人間性の本来の一貫性を描こうとする作家の姿勢と、ジャックの苦悩を鮮烈に描写する表現力を取り上げ、大戦後の社会的混乱の中で本作が成し遂げた文学的意義と、訳者である山内義雄の功績を綴る。

宮本百合子

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「チボー家の人々」第一巻「灰色のノート」と第二巻「少年園」とを、ひきいれられる興味と文学における真面目な労作の快よさをもって読んだ。この最初の二冊を読んだ人々は一層熱心に第三巻を待っているのであろうし更に第十巻全部が滞りなく完訳されることを切望しているのであろうと思う。山内義雄氏はフランス文学のうつし手として、これまでも多くの意義ある業績を示しておられるが、この「チボー家の人々」は訳者の努力をも記念すべき位置におく種類の作品であると思う。

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