TRENDIA CLASSIC

獄中への手紙

宮本百合子

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一月八日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕

第二信 きょうは風がきついけれどもいい天気。二三日あっちこっちしていて、こうやって机に向ってゆっくりこれを書くのがいい心持です。きのうはあれから気分でもわるくなりませんでしたか? 熱が出たりしなかったでしょうか。割合いい顔つきをしていらしたので安心です。

きのうお話した生活の変化のこと(自注1)について、もうすこしくわしく私のプランを申します。二日に書いた手紙には、びっくりした気持がきっとつよく出ているでしょう。フームと、びっくりしないで、びっくりしたから。

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