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TORENDIA

ペンネンノルデはいまはいないよ 太陽にできた黒い棘をとりに行ったよ

本文約700字 ・ 読了時間 約2分

あらすじ(AIが作成しました)

七歳の時に太陽に黒い棘ができたペンネンノルデは、森で働き、書記を目指してモネラの町へ向かう。フウケーボー大博士の噴火制御に従事しながらも、次第に大博士の行いに疑問を抱く。その後、火山灰の土壌を耕す生活を送るノルデは、恋人アルネとの再会や周囲の協力を得て、人々の労働を楽にする方法を模索する。太陽の異変を正すべく、ノルデは再び壮大な旅へと足を踏み出し、世界を脅かす噴火や自然の猛威に立ち向かっていく姿を描く。

宮沢賢治

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🎧 ペンネンノルデはいまはいないよ 太陽にできた黒い棘をとりに行ったよ / 朗読音声: VOICEVOX:青山龍星

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一、ペンネンノルデが七つの歳に太陽にたくさんの黒い棘ができた。赤、黒い棘、父赤い眼、ばくち。 二、ノルデはそれからまた十二年、森のなかで昆布とりをした。 三、ノルデは書記になろうと思ってモネラの町へ出かけて行った。氷羊歯の汽車、恋人、アルネ。 四、フウケーボー大博士はあくびといっしょにノルデの筆記帳をすぽりとのみ込んでしまった。 五、噴火を海へ向けるのはなかなか容易なことでない。  化物丁場、おかしなならの影、岩頸問答、大博士発明のめがね。 六、さすがのフウケーボー大博士も命からがらにげだした。  恐竜、化石の向こうから。  大博士に疑問をいだく。噴火係の職をはがれ、その火山灰の土壌を耕す。部下みな従う。 七、ノルデは頭からすっかり灰をかぶってしまった。  サンムトリの噴火。ノルデ海岸でつかれてねむる。ナスタ現わる。夢のなかでうたう。 八、ノルデは野原にいくつも茶いろなトランプのカードをこしらえた。  ノルデ奮起す。水の不足。 九、ノルデがこさえたトランプのカードを、みんなは春は桃いろに夏は青くした。  恋人アルネとの結婚……夕方。 十、ノルデはみんなの仕事をもっとらくにしようと考えた。そんなことをしなくってもいいよ。  おれは南の方でやって見せるよ。大雷雨。桜の梢からセントエルモの火。暗のなか。 十一、ノルデは三べん胴上げのまま地べたにべちゃんと落とされた。  どうだい。ひどくいたいかい。どう? あなたひどくいたい? ノルデつかれてねむる。 十二、ノルデは太陽から黒い棘をとるためにでかけた。  太陽がまたぐらぐらおどりだしたなあ。困るなあ。おい断わっちまえよ。奮起す。おーい、火山だなんてまるで別だよ。ちゃんと立派なビルデングになってるんだぜ。

完

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