一月一日 木曜日 なかなか寒いと思ったらチラチラ雪がふって来た。終日雪。
お雑煮はうち製なり。米より腹に入っての工合よろし。お雑煮をたべちゃってから、今日こそ仕事と二人とも机に向い、夕飯を間にはさんで『女芸』の日記のつづき十五枚書き終った。
夜なおなお寒い。
はばかりの窓にたてつけの間からすっかり雪がふきこんでしまってる。北側の雨戸をゆすぶって吹雪の音がした。
キクフジだったらどんなだろう! おそろし。
一月二日 金曜日 雪がとけはじめてる。暖か。しかし室内でも息は白く見える。
雨だれの音。
一月一日(木曜) これは元日に書いたのではなく、五月十六日に書いているのだが。
この正月は二人きりで、クゲ沼のまんじゅう屋の借家でした。
暮の二十九日にYがまんじゅうやに越して来て、自分は東屋からその家へ行った。
一月三日(土曜)晴 暖 〔発信〕『大毎』、六回、七回、 今日、夕食、沼田より。お雑煮七つ食ってへばった。まだおもちうんとあり。
藤沢へ行った。郵便局、ハリ紙して
電報
電話のホカ休ミ
やっとうけつけて貰った。
ふじさわの町のアーチの板で、外套にひどいカギザキをこしらえてしまった。
〔欄外に〕
ゆきどけ、砂地ではちっともぬからず雪が消える。
一月四日(日曜) 体の工合わるし。一日臥床。
Y、ひとりで働いて、仕事して、今日から一人の三倍働くつもりだったのにねられて残念だが、まあ、これも一人分の働きかと云ってる。
一月七日(水曜) 〔発信〕八回九回「スモーリヌイ」四・五。
一月八日(木曜) 〔発信〕十回
一月九日(金曜) 〔発信〕十一回
一月十日(土曜) 〔発信〕十二回
一月二十三日(金曜) 窪川、その他今夜京都へ立つ
自分送りに行った。
小林、その他に会う。不二やへ行って茶をのみのみスポーツの話した。
夜おそくまでかかって、「ソヴェートには何故失業がないか」四枚半・戦□を送る。
一月二十四日(土曜) つばめで京都。
三條青年会館でナップの講演会。
夜中井さんのところへかえった。窪川さんと二人で。
夜十二時ごろお茶づけの夕飯
京極で買ってったカレイで
一月二十五日(日曜) 大阪。
雨。