TRENDIA CLASSIC
小熊秀雄と藤原
運
槇村浩
1 / 1
サガレン。絶北の植民地。―――こゝに小熊秀雄かつて行商の鍬と共に放浪し 数年後藤原運またショベルを携えて徘徊した
小熊秀雄は自然を最もよく背后の凹影に見た 藤原運は自然を最もよく前面の凸影に見た
小熊秀雄は社会を痴呆せる自然の背后におしかくした 藤原運は社会を麻痺せる自然の前面におしすゝめた
小熊秀雄は生来の饒舌でしゃべりにしゃべりまくった 藤原運は労働者の簡素さでけんそんに語った
小熊秀雄は自然弁証法の詩人だった 藤原運は唯物弁証法の詩人であるだろう
小熊秀雄は時代の誤りを持つが故に多く愛され 藤原運は絶対に正しいが故に少く愛された だが、ルンペンの愛が少数のプロレタリアートの愛に替え難いとしても、わたしらは時として寂しい なぜなら、わたしの内にあるいくたのサガレンを正しく、そしてもっと多く世界に伝えることは、同志藤原の任務だから
槇村浩の他の作品
TRENDIA CLASSIC
孝太郎と悪太郎
槇村浩
孝太郎と悪太郎
槇村浩 ・ 約3分
TRENDIA CLASSIC
世相の一面
槇村浩
世相の一面
槇村浩 ・ 約1分
TRENDIA CLASSIC
母校を去るにの
ぞみて
槇村浩
母校を去るにのぞみて
槇村浩 ・ 約1分
TRENDIA CLASSIC
ハンニバル雪の
アルプ越
槇村浩
ハンニバル雪のアルプ越
槇村浩 ・ 約1分
TRENDIA CLASSIC
森山啓に
槇村浩
森山啓に
槇村浩 ・ 約1分
TRENDIA CLASSIC
明日はメーデー
槇村浩
明日はメーデー
槇村浩
TRENDIA CLASSIC
誤って健康を伝
えられた同志た
ちに
槇村浩
誤って健康を伝えられた同志たちに
槇村浩
TRENDIA CLASSIC
板垣先生の銅像
を拝して
槇村浩
板垣先生の銅像を拝して
槇村浩
TRENDIA CLASSIC
異郷なる中国の
詩人たちに
槇村浩
異郷なる中国の詩人たちに
槇村浩
TRENDIA CLASSIC
犬の一年
槇村浩
犬の一年
槇村浩
TRENDIA CLASSIC
生ける銃架
槇村浩
生ける銃架
槇村浩
TRENDIA CLASSIC
うさぎの餅つき
槇村浩
うさぎの餅つき
槇村浩