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TORENDIA

大江満雄に

本文約300字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

血潮とともに脈動する機械のリズムを感じ取る「機械の哲学者」大江満雄に呼びかけ、現実の後にではなく前に真実を置けと訴える、槇村浩の詩。

槇村浩

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🎧 大江満雄に / 朗読音声: VOICEVOX:雨晴はう

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こゝに機械の哲学者がある――― 彼は思考し、血潮の中に機械のどよめきをでなく、血潮と共に脈動する機械のリズムを感ずる 彼ははつらつたる工場の諧調を背負うて、齟齬しながら鈍重に歩いて行く

こゝに機械の哲学者がある――― 彼は技師を宣言し、一切に正面照明を送る 照明はゆかいに大大阪を漫歩する 機械にまで虚偽を造る資本の虚偽と、百万の労働の精神とを透過し 浮揚する二重性をもって、飢えた子供の胃のレントゲン絵にまで照入する

こゝに機械の哲学者がある――― たしかに彼は巧みな限りにおいて危う気なく進む だがわたしらをして提議せしめよ――― 現実を後にでなく 前に置こう! 前方をして常にかちうべき真実の生産であらしめよ!

完

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