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TORENDIA

感想

本文約310字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

京都から出た詩誌「新生」の素直さと肉感的な濃密さを評価しつつ、表現の完璧さ、簡潔さをさらに求める中原中也の詩評。

中原中也

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🎧 感想 / 朗読音声: VOICEVOX:玄野武宏

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地方の詩のグループも多いことだが、どういふものか、ずつと以前から大連と神戸にだけ面白いものが見られるのだつた。京都は嘗つて小生自身二年間ゐて、詩人にとつては有難い土地だと思つてゐるので、京都あたりからもつと面白いものが出てもよかりさうなものだと、かねがね思つてゐたが、仲々出なかつた。所が今年になつて「新生」を受取るやうになつてから、漸く出たなとおもつた。

「新生」がいいのは、第一に素直な点である。そしてまた肉感的な濃密さがいい。なんだか瓜の肌でも見るやうだ。ただ此の上とも希望したいことは表現の完璧といふことである。つまり簡潔といふことである。このことが果される時に詩は初めて「作品」として通用するのだと思ふ。

完

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