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TORENDIA

絵のない絵本

本文約2,700字 ・ 読了時間 約6分

あらすじ(AIが作成しました)

月が絵かきに語りかけるという形式で綴られる連作短編集を収める。著者が国内外を旅して得た体験や印象を基に、イタリアの風景から異国の空想世界、子供たちの日常まで多彩な主題を扱う。物語の背景には著者の自伝的な要素も色濃く反映されており、短い各編の底に流れる、絵画表現を超越した浪漫的な詩情を描き出す。デンマークの作家アンデルセンが創作意欲の盛んな時期に発表し、数次にわたる版を重ねて三十三夜の物語から成る構成に至った作品である。

矢崎源九郎

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🎧 絵のない絵本 / 朗読音声: VOICEVOX:青山龍星

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アンデルセンといえば、おそらくその名を知らない者はないといってもよいであろう。ことに童話詩人としての彼の名前は、われわれにとってはなつかしい響きを持っているのである。しかし彼は単に童話を書いたばかりではない。小説に戯曲に詩に旅行記に、じつに多方面にわたって筆をふるっている。なかんずく、イタリアの美しい自然を背景として美少年アントーニオと歌姫アヌンチアータとの悲恋を描いた『即興詩人』のごときは忘れがたい作品の一つであるといえよう。

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