TORENDIA
北越雪譜
京山人百樹刪定
TORENDIA
北越雪譜
本文約134,500字 ・ 読了時間 約269分
あらすじ(AIが作成しました)
越後塩沢の老農鈴木牧之が、地元の厳しい雪国の生活や風俗、積雪下の凍てつく苦状を詳細に綴る。編者の山東京山は、牧之が自筆した草画や稿本を校訂し、天保年間に刊行する。本書は天地の呼吸や雪の形状といった自然現象の考察、及び雪深い地方の暮らしを収める。実直な節倹生活を送る著者の視点を通じ、豪雪地帯の過酷な実態や、厳しい環境下で生きる人々の姿を伝承するために編纂されたものである。
🎧 まだ音声版はありません
リクエストが集まると、作家に音声化の需要が伝わります。
💰 この本を応援する(投げ銭)
1 / 179
第三刷序文
岩波文庫に収めた北越雪譜は不図も読書子の称賛を得て、昨年三月には第二刷を発行し、茲にまた第三刷を発行するに至つたのは校訂子の欣喜に堪へないところである。第二刷のときも、註解に若干の増補を為したが、今回は本書の完璧を期する為めに、書中の挿画全部を天保の初版によつてやり直した、雪譜初版刊行の年月に就ては、判然としない点がある、岩波文庫版の解説には、初篇の一を天保六年としたのは、京山の序文の年号をとつたのであり、初篇の三の発行の年月を天保七年としたのは奥附によつたものである、勿論初篇の一が天保六年に出版されたと云ふ確証はないが、とも角も天保六年か七年の頃に世に出たものと思ふ、これは偏に識者の高教を待つ。
昭和十二年八月十五日岡田武松 識 [#改丁]
北越雪譜叙