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TORENDIA

休養を取る日を

本文約380字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

早稲田卒業以来三十年、社会運動に身を捧げ家庭を顧みられなかった半生を振り返り、耐えてくれた妻への感謝とともに休養の日を願う浅沼稻次郎のエッセイ。

浅沼稻次郎

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🎧 休養を取る日を / 朗読音声: VOICEVOX:もち子さん

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もう銀婚式をあげる時がきている。しかし住居は依然として深川白河町の狭いアパート、事務所と併用の様なものなので生活にはなんの進展もない。

自分は早稲田を出て以来、三十年あまり、身を社会運動に投じ、自己を犠牲にして大衆に奉仕し、社会主義実現のために闘うことが、歴史的任務と考えて微力をつくしてきた。これはどうしても家庭を犠牲にする。戦後日本社会党が結成されてから、幹部の一人として、全国遊説、党組織ととびまわり、家庭にいるのは一ヵ月の三分の一くらいである。経済的にもらくではない。妻はよくかゝる生活に耐えてくれた。人間的にみれば、社会運動も酷なものと考えさせられることがある。家庭生活の解放、確立なくして、なんの社会運動かと思われることもある。

私は常に妻の協力に感謝しつつ、お互の生活のなかに休養を取る日はいつの日かと思いつゝ、仕事に専心している。(右派社会党書記長)

完

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