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TORENDIA

霊訓

本文約43,800字 ・ 読了時間 約88分

あらすじ(AIが作成しました)

W・S・モーゼスが霊媒として自動書記により得た通信をまとめた本作は、心霊研究における古典である。幽明交通の目途や健全な生活のあり方、真の宗教や神霊主義の真義について説く。著者自身の学識と人格に基づき、死後の生命や物理的現象、霊界からの啓示を通じた人類の霊的教育の必要性を論じる。地上の迷信や神学的な教条を超えた普遍的な真理を求め、審神の重要性を含め、霊界の使徒との交感を通じた霊的指針を提示する。

W・S・モーゼス William Stainton Moses

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目次

解説

第一章 幽明の交通[#「幽明の交通」は底本では「幽明交通」(本文は「幽明の交通」)]とその目途

第二章 健全な生活

第三章 幽明間の交渉

第四章 各種の霊媒能力

第五章 幽明交通と環境

第六章 夫婦関係

第七章 真の宗教

第八章 神霊主義

第九章 啓示の真意義

第十章 進歩的啓示

第十一章 審神の要訣

[#改ページ]

解説

近代の霊媒中、嶄然一頭地を抽いて居るのは、何と言ってもステーントン・モーゼスで、その手に成れる自動書記の産物『霊訓』は、たしかに後世に残るべき、斯界のクラシックである。日本の学会に、その真価が殆ど認められていないのは、甚だ遺憾である。が、原本はなかなか大部のものであるから、爰には単に要所丈を紹介するに止める。若しも読者にして、ゆっくり味読さるるならば、其の分量の少なきを憂えず、得るところ寧ろ甚だ多かるべきを信ずるものである。

近代の霊媒の中で、モーゼスの如き学者的経歴を有する者は、殆ど一人もない。彼は一八三九年に生れ、十六歳の時に、ベッドフォードの中学に学んだが、その非凡の学才と勤勉とは、早くも学校当局の間に認められ、幾度か名誉賞を与えられた。一八五八年牛津大学に移るに及びて、其英才はいよいよ鋒鋩を現したが、過度の勉強の為めにいたく心身を損ね、病臥数月の後、保養のために大陸を遍歴すること約一年に及んだ。その中六ヶ月はマウント・アソスの希臘僧院で暮らし、専ら静思休養につとめた。後その司配霊イムペレエタアの告ぐる所によれば、同僧院にモーゼスを連れて行ったのは、霊達の仕業で、後年霊媒としての素地を作らしむる為めであったとの事である。

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