博物館
本文約78,200字 ・ 読了時間 約157分
あらすじ(AIが作成しました)
博物館は単に珍しいものを並べる場所ではなく、分類や順序立てた展示と丁寧な説明により、学問をするために作られた施設である。本書は、美術や科学といった他分野の博物館にも触れつつ、考古学の観点から展示の役割や意義を説く。また、石器時代の人々の生活や朝鮮半島、南満洲の古墳調査を通じて、当時の文明の伝播や考古学という学問の大枠を若い読者に向けてわかりやすく解説する。
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[#「朝鮮慶州金冠塚發見の王冠」のキャプション付きの図(fig18371_01.png、横×縦)入る]
朝鮮慶州金冠塚發見の王冠
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はしがき
私は『博物館』といふ題で書くことになりましたが、何分博物館といつても、美術考古博物館もあり、科學博物館もあり、そのほかいろ/\の博物館があるので、それを一々説明すれば百科の學を講釋することになり、それは私には出來ない藝當であるのみならず、一册の本にはとうてい收め切れません。しかし幸ひ美術や自然科學のお話は、別に諸先生が筆を執られてゐることゝ思ひますから、私は博物館のうち考古學の博物館のことだけを書くことにし、この一册の本によつて若い人達に考古學の大體のお話しをすることにいたしました。たゞ何分書物の標題が『博物館』となつてゐますので、始めに少しばかり博物館全體のことを述べて置きます。
考古學のお話しをする爲めには、どうしても實物をお見せするか、せめて寫眞や繪をお目にかけなくてはよくわかりかねます。それで、この本にもわりあひにたくさん繪を入れて置きました。そのうち霜島正一郎[#「霜島正一郎」はママ]先生の手になつたものもありますが、便宜上私の描いた拙い素人畫もたくさんあるのは、おゆるしを願ふほかはありません。またこの本を書くにあたつて、松本龍太郎さんにいろ/\御厄介になつたことを、こゝで厚くお禮を申しあげて置きます。
昭和四年七月 濱田青陵 [#改丁]
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博物館
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裝幀・恩地孝四郎
島田貞彦
口繪・霜島正三郎
繪・霜島正三郎
濱田青陵
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第一、序の卷
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一、博物館とはどういふ所ですか
(イ)博物館の種類