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TORENDIA

英雄論

本文約5,300字 ・ 読了時間 約11分

あらすじ(AIが作成しました)

物質文明の急速な発展を遂げた日本において、人心が物欲に支配され品格が失墜している現状を山路愛山が論じる。法や学校教育による外形的な改造では不十分であり、真の精神的開化を成し遂げるためには、模範となる英雄を仰ぐことが不可欠であると説く。国民の理想を高く持つために、歴史上の師範としてイエス・キリストの品格を研究し、時代に流されない勁骨を備えた独立した人物を養成すべきであると提言する。

山路愛山

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🎧 英雄論 / 朗読音声: VOICEVOX:九州そら

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金色人種に、破天荒なる国会は、三百議員を以て、其開会を祝さんとて、今や仕度最中なり、私権を確定し、栄誉、財産、自由に向て担保を与ふべき民法は、漸く完全に歩みつゝあり、交通の女王たる鉄道は何れの津々浦々にも、幾千の旅客を負ふて、殆んど昼夜を休めざる也、日本の文明は真個に世界を驚殺せりと云べし、三十年前、亜米利加のペルリが、数発の砲声を以て、江戸城中を混雑せしめたる当時と今日とを並べ見るの利益を有する人々には我文明の勢、猶飛瀑千丈、直下して障礙なきに似たる者あらんか、東西古今文明の急進勇歩、我国の如きもの何処に在る。

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