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TORENDIA

合唱について

本文約340字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

半島から来た者に「心細く思うな」と呼びかけ、各地から集められた者たちの声がやがて合唱となって響きわたる情景を、切実な調べで詠む金鍾漢の詩。

金鍾漢

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🎧 合唱について / 朗読音声: VOICEVOX:雨晴はう

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きみは 半島から来たんぢやないですか

だうりで すこし変つた顔をしてゐると思つた

でも そんな心細い思ひをすることはないですよ

ほら 松花江の上流からも はろばろ

南京の街はづれからも 来てゐるではないか

スマトラからも ボルネオからも いまには

重慶の防空壕からも やつてくるでせう

では みんな並んで下さい おお

砲口のやうだ 整列されてゐる口の横隊

それは 待つてゐる 待ちあぐんでゐる

タクトの指さす方向へ 未来へ

やがて 声の洪水が発砲されるでせう

くりひろげられた 煙幕のやうに

余韻は渦巻いて 渦巻いて流れるでせう

このステエジの名を きみは知つている

このステエジの名を ぼくも知つている

ほら タクトが上つたではないか 指揮刀のやうだ

もはや 私にはいふべき言葉がない

ただ 歌ふことだけが残されてゐる 声をかぎりに

ただ 歌ふことだけが残されてゐる

完

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