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TORENDIA

待機

本文約450字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

雪が降る昌慶苑の石垣沿いを、学び舎へと急ぐ弟や妹、従兄弟たちの姿を追う詩である。一年前に始まった戦火が南方へと広がる中、季節の厳しさに素直に向き合い成長していく彼らの様子を綴る。積もる雪を見つめながら、語り手はかつての自分を重ね合わせ、家族たちの健やかな姿に静かな眼差しを向ける。

金鍾漢

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🎧 待機 / 朗読音声: VOICEVOX:雨晴はう

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雪がちらついてゐる

しんみりしづかに 雪がちらついてゐる

そのなかを ききとして きみたちは

いもうとよ またいとこよ おとうとよ

まなびやへと急いでゐる

ながいながい 昌慶苑の石垣づたひ

雪がちらついてゐる

しんみりしづかに

雪がちらついてゐる ちらついてゐる

おとうとよ またいとこよ いもうとよ

それはふりかかる きみたちのかたに

たわわな髪の毛に ひひとして やぶれ帽子のうへに

十ねんわかくなつて わたくしも

きみたちと 足なみをそろへてゐる

雪がちらついてゐる

たしか きよねんの十二月八日にも

雪がちらついてゐた あれから一ねん

たたかひはパノラマのやうに

みんなみの海へひろげられていつた

そしてきみたちは ごはんのおいしさをおそはつた

またいとこよ いもうとよ おとうとよ

きみたちのうへに 雪がちらついてゐる

雪がちらついてゐる

ながいながい 昌慶苑の石垣づたひ

かくも 季節のきびしさにすなほなきみたちに

あへてなにをか いふべき言葉があらう

雪がちらついてゐる しんみりしづかに

いもうとよ またいとこよ おとうとよ

雪がちらついてゐる きみたちの成長のうへに

ひひとして 雪がちらついてゐる

完

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