TRENDIA CLASSIC
たんぽぽとおれ
の感傷
陀田勘助
1 / 1
春の訪れをまっ先に知らせてくれた
黄色に輝くたんぽぽの花よ、
いま恍惚と夢見るように
まっしろな球形の頭を微風になびかして
音もなくふっわりと羽蟻のごとく飛びゆく数々の種子は
青空の彼方へ
飛び行く種子よ!
周囲に呻吟するおれの希望を、思想を
雁のごとく伝波せよ
そして来たるべき春に
雨・風・嵐に打ち勝って
工場の屋根に、野原に、ビルディングの窓に
鮮やかな黄色な花を開け!
(獄中から鶴巻盛一宛書簡一九三〇年五月十四日付 『陀田勘助詩集』を底本)
陀田勘助の他の作品
TRENDIA CLASSIC
全体の一人
陀田勘助
全体の一人
陀田勘助 ・ 約1分
TRENDIA CLASSIC
春がふたたび牢
獄にやってきた
!
陀田勘助
春がふたたび牢獄にやってきた!
陀田勘助 ・ 約1分
TRENDIA CLASSIC
二人の子持ちに
なった労働者の
おッ母あに贈る
陀田勘助
二人の子持ちになった労働者のおッ母あに贈る
陀田勘助 ・ 約1分
TRENDIA CLASSIC
おれの飛行船
陀田勘助
おれの飛行船
陀田勘助
TRENDIA CLASSIC
ある日
陀田勘助
ある日
陀田勘助
TRENDIA CLASSIC
断片
陀田勘助
断片
陀田勘助
TRENDIA CLASSIC
手をさし延べよ
う!
陀田勘助
手をさし延べよう!
陀田勘助