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TORENDIA

かつてわが悲しみは

本文約280字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

かつての悲しみが宿っていた丘のほとりを、夕暮れの汽車の窓からよみがえらせながら、今はもう失われてしまった思い出を惜しむ三好達治の詩。

三好達治

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🎧 かつてわが悲しみは / 朗読音声: VOICEVOX:雨晴はう

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かつてわが悲しみは かの丘のほとりにいこへり

かつてわが悲しみは かの丘のほとりにいこへり

五月またみどりはふかく 見よ

かなたに白き鳥のとぶあり

おのが身ははやく老いしか

この日また何にいそぐや

あてどなき旅のひと日の

夕ぐれの汽車のまどべに

かの丘はしづかに來り

かの丘は來りぬかづく

見よかしこに なつかしきかの細路は 木の間をいゆきめぐりたり

見よかしこに なつかしきかの細路は 木の間をいゆきめぐりたり

されど今はなし 今はなし 今はなし

かの遠き日の かずかずのわがもの思ひ

あはれ 今はなし

今はなし げに

あはれげに わが思出はかの丘の木かげに眠れり

あはれげに わが思出はかの丘の木かげに眠れり

完

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