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TORENDIA

ありとあらゆるわが思

本文約290字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

愛という感情の中に入り混じる、望みと悲しみ、誇りと恐れ。相反する思いのどれを自分の本心とすべきか分からず、ただ「憐れみ」だけを頼りに立ち尽くす心情を詠んだ、ダンテの恋愛詩。

ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri

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🎧 ありとあらゆるわが思 / 朗読音声: VOICEVOX:もち子さん

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ありとあらゆるわが思、「愛」と語りて弛なく

その種々の語の數いと繁きひといろは、

勢猛にわれをしも力の下に壓さむとし、

またひといろは勢を誇り語りて、らうがはし。

あるは望を抱きつゝ、悦われにあらしめつ、

あるは頻にわれをしも憂ひ悲しましむれども、

「憐」仰ぐひとことは、すべての思皆おなじ、

心の底に潛みたる「恐」によりてふるひつゝ。

さてはいづれの思をば、頭の心と定むべき。

語り出むと思へども、語らふべきを吾知らず。

ただ茫然と、迷はしき「愛」の衢にひとり立つ。

かくて思のいづれにも適はむ事を求むれば、

他に詮術のあらばこそ、口惜しけれど吾は唯

身のまもりにと呼はらむ、かたきの姫の「憐」を。

完

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