TORENDIA
小桜姫物語
淺野正恭
TORENDIA
小桜姫物語
本文約400字 ・ 読了時間 約1分
あらすじ(AIが作成しました)
家庭内で行われた霊界通信の記録であることを説明し、亡き弟が現地調査までして架空でないことを確かめた上でまとめたこの一書の由来を語る、淺野正恭の序文。
速度
🎧 小桜姫物語 / 朗読音声: VOICEVOX:春日部つむぎ
💰 この本を応援する(投げ銭)
1 / 1
本物語は謂わば家庭的に行われたる霊界通信の一にして、そこには些の誇張も夾雑物もないものである。が、其の性質上記の如きところより、之を発表せんとするに当りては、亡弟も可なり慎重な態度を採り。霊告による祠の所在地、並に其の修行場などを実地に踏査する等、いよいよ其の架空的にあらざる事を確かめたる後、始めて之を雑誌に掲載せるものである。
霊界通信なるものは、純真なる媒者の犠牲的行為によってのみ信を措くに足るものが得らるるのであって、媒者が家庭的であるか否かには、大なる関係がなさそうである。否、家庭的なものの方が寧ろ不純物の夾雑する憂なく、却って委曲を尽し得べしとさえ考えらるるのである。
それは兎に角として、また内容価値の如何も之を別として、亡弟が心を籠めて遣せる一産物たるには相違ないのである。今や製本成り、紀念として之を座右に謹呈するに当たり、この由来の一端を記すこと爾り。
昭和十二年三月淺野正恭
完