TRENDIA CLASSIC

あやどり

漢那浪笛

1 / 1

静けき海のかなた、

日影しのびいる、森の奥に、

彩鳥の声すと、きゝぬ。

その音は、裂けし白玉の

一片にも似て、

いささかの悲しみをやる。

いねがたき夏 南国!

浪のよるひるも、起きぶして、

いかばかり彩鳥の音の恋ひしき。

漢那浪笛の他の作品