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TORENDIA

秋の小曲

本文約300字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

落葉の舞う秋、世を渡る白髪の老人の背後に迫る白い家と黒い影。真紅に燃える夕空に、人間の悲惨な心を映し出す漢那浪笛の詩。

漢那浪笛

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🎧 秋の小曲 / 朗読音声: VOICEVOX:玄野武宏

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秋の木の葉がふるひ出す、

ものにおびへた眼の色は、

たゞ白びかり――何を見る。

ひら/\と黄葉がちる、

彼れは何処へ? 真暗な、

谷へほこらへ――あな消へた。

暗い森から鳥が啼く、

あなほろ/\と、そこなりに………

ある触るる音よ、暮るる日の

天と人とのなかを過ぐ。

食ひのこしたるパンの切れ、

ぢつとみつめば、涙ぐむ。

白髪頭のお爺さん、

曲つた腰もかまはずに、

物識り顔に世を渡る。

前にあるのは何かいな、

後ろにゐるのは誰れかいな、

静かに眼ひらき見よ!

前にあるのは白き家、

後ろにあるは、黒き影、

なかのお爺さんそを知らぬ。

空が焼けた、真紅にやけた!

悪しき獣を屠つたやうに………。

空の自然□鏡なら、

人間道 悲惨な心、

写し出した地獄□か?

完

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