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TORENDIA

三つの愛のしるし

本文約2,000字 ・ 読了時間 約5分

あらすじ(AIが作成しました)

一月十五日に記念されるレーニン、ローザ・ルクセンブルグ、カール・リープクネヒトという三人の革命家の生涯をとおして、社会変革の根底にある人間への愛と、民主主義的な社会価値の創造を論じる。自身の権勢を求めず、客観的な真実と人民との信頼を重視した彼らの無私な姿勢を回顧し、日本の独立・自由・平和を希求する当時の民主勢力が、真新しい理性と真実を胸に歩むべき道標として、これら三人の指導者たちが遺した精神的意義を綴る。

宮本百合子

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🎧 三つの愛のしるし / 朗読音声: VOICEVOX:春日部つむぎ

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二三日前にふった雪がまだとけずにまっしろく日にかがやいている。日本のあっちこっちの国々に、町々にやっぱりこんなふうに日にきらめいている冬の雪があるのだと思う。そしてそこにさまざまの形でいとなまれている昨日今日の生活とたたかいとを考える。

毎年一月の十五日は三ツのLの日として記念されてきたけれども、今年はこの三ツのLという字が私の心に特別な深さとひびきとをともなってうかんでくる。ただレーニンとローザ・ルクセンブルグとカール・リープクネヒトとの頭字のLを三ツあわせた記念日としてだけ思えないところがある。

二十世紀の人類生活の前進のため、このLという字を頭字にもった三人の人たちの生涯は、革命暦の上にあらまし印刷されている業績より、もっともっとふかい階級的な人間としての意味を語っている。

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