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TORENDIA

世界怪談名作集

本文約19,700字 ・ 読了時間 約40分

あらすじ(AIが作成しました)

三日間の死から蘇ったラザルスは、その肉体に異様な変容を遂げ、かつての快活さを失って沈黙を守るようになる。彼が抱える生と死の淵に触れた者は、その深淵な恐怖に圧倒され正気を失いかける。人々から畏怖の対象となった彼は、やがて時の皇帝によってその眼を焼かれるという過酷な運命を辿る。死の深淵を知る男が荒野で孤独な時を過ごし、最後には謎に包まれたまま姿を消すまでを描く物語である。

レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ

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一

三日三晩のあいだ、謎のような死の手に身をゆだねていたラザルスが、墓から這い出して自分の家へ帰って来た時には、みんなも暫くは彼を幽霊だと思った。この死からよみがえったということが、やがてラザルスという名前を恐ろしいものにしてしまったのである。

この男が本当に再生した事がわかった時、非常に喜んで彼を取り巻いた連中は、引っ切りなしに接吻してもまだ足りないので、それ食事だ飲み物だ、それ着物だと、何から何までの世話をやいて、自分たちの燃えるような喜びを満足させた。そのお祭り騒ぎのうちに彼は花聟さまのように立派に着飾らせられ、みんなの間に祭り上げられて食事を始めると、一同は感きわまって泣き出した。それから主人公たちは近所の人々を呼び集めて、この奇蹟的な死からよみがえった彼を見せて、もう一度それらの人々とその喜びを倶にした。近所の町や近在からも見識らぬ人たちがたずねて来て、この奇蹟を礼讃して行った。ラザルスの姉妹のマリーとマルタの家は、蜜蜂の巣箱のように賑やかになった。

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