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TORENDIA

「雨の降る日は天気が悪い」序

本文約2,400字 ・ 読了時間 約5分

あらすじ(AIが作成しました)

昭和二年から数年間、諸雑誌に寄稿した漫談や随筆、および自身の自伝や詩集の序文などを収める。著者が各誌に発表した「随筆と酔筆」や「苦熱の囈語」などの論考、さらには夏目漱石や高山樗牛にまつわる回想を収録し、著者自身の半生と文学的関心や思想を綴る。本書の表題は、澤庵和尚と伊達政宗の逸話に見る禅の境地に関連づけられており、雑多な記録をまとめた一冊として構成されている。

土井晩翠

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🎧 「雨の降る日は天気が悪い」序 / 朗読音声: VOICEVOX:春日部つむぎ

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本書の表題は今から七年前、昭和二年の正月以降數ヶ月に亙つて月刊誌『隨筆』紙上に寄稿した私の隨筆のそれである。劈頭に『分かり切つてる事を並べ立てるのだから、こんな題を付けて見た‥‥』と該誌一月號に書いた。こんな書物を刊行するといふ考は初めから無かつたのだが、高楠正男さんに是非ともと曰はれたので、遂に公刊することにした。書名も同君が『是が面白い、かうして出さう』と曰はれたので、之に從つたのである。

『現代佛教』誌上に『隨筆と醉筆』といふ題で、又『隨筆と日誌』といふ題で一昨年の九月號(第九年第九十六號)以來時々書いた漫談的なものが本書の大部分を占めてゐる。

古い處では『日本及び日本人』に載せた『アルプス山首先の登攀』(大正七年=一九一八)また同誌上(大正十年=一九二三)の『苦熱の囈語』などが本書中に收められてゐる。

『中央公論』(昭和三年二月號)の『夏目漱石さんのロンドンにおけるエピソウド』又今は廢刊だが博文館の月刊誌『朝日』(昭和四年五月號)の『青春時代の高山樗牛』も序だから本書中に收めた。

自分の事を曰ふのは恐縮だが、讀者諸君の寛恕を願つて書く――

昭和五年新潮社刊行『現代詩人全集』第二卷中に(これも實は是非書けと迫られて)自傳一ページを書いた。曰く――

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