お鍋とお皿とカーテン
本文約880字 ・ 読了時間 約2分
あらすじ(AIが作成しました)
お台所に暮らすお鍋とお皿とカーテンは、毎日の同じ仕事に嫌気がさして家出を企てる。逃げ出すために、カーテンの頭を鉄の棒から外そうとお鍋とお皿が協力して引っ張るが、うまくいかない。そこでじゃんけんをして負けたお鍋がカーテンによじ登ることにするが、カーテンがくすぐったさに耐えられずお鍋を振り飛ばしてしまう。その拍子にお鍋が台所の端まで転がり、カーテンが大笑いしたことで、三人は家出を思いとどまり台所での生活を続けることになる。
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これは せんせいが 一年生に してくださつた おはなしです。
あるおうちの お台所に お鍋とお皿とカーテンが くらしてゐました。
ところが おなべも お皿も カーテンも 毎日 おなじおしごとを してゐるのが、いやになつて、お台所から にげだすことに しました。
お鍋と お皿は さきにでぐちの ところへ いきましたが、まつても まつても カーテンが きません。
「はやくこないと 二人で行つてしまふわよ。」お鍋と お皿は いらいらして いひました。
「だつて、わたし、いくら あし で ふんばつても、あたまが てつのぼうに くつついてゐて、はなれないのよ。」とカーテンはなきながら、あたまをてつのぼうから、はづさうとしました。お鍋とお皿も、カーテンの すそをもつて、うんさこら うんさこら とひつぱりましたが、だめです。
そこで、お鍋とお皿の、どつちかが カーテンをよぢのぼつていつて、てつのぼうを はずすことに なりました。
お鍋と お皿が じやんけんをして、まけたはうが のぼつてゆくことに しました。
お鍋が まけました。お皿は下で 大きな口をあけて、けんぶつして ゐました。
まけたお鍋は カーテンの わきばらを よぢのぼりました。
ところが お鍋が よぢのぼるにつれて、カーテンはよこはらが くすぐつたく なりました。そして とう/\ がまんが できなくなつて、
「あゝ、くすぐつたい。」といつて、お鍋を いきなり ふりとばしました。
お鍋は からんころん、からんころん、ころ/\、ころ/\と、台所の むかふの はしまで、ころがつて行きました。その かつかう が、とてもおかしかつたので、カーテンは 「アハハハハハ」と 大わらひしました。
お皿は わたしだつたら、こな/″\ に こはれるところだつたのに、「まあよかつた。」と むねを なでおろしました。
お鍋は もと/\ たいへんな はづかしがりやさんでしたから、カーテン に わらはれたので、かほを まつかにして、とだなの 中へ かけこんだきり、いくら、カーテンと お皿が、よんでも でてきません。