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TORENDIA

〈あかい、やさしい はなもやうが〉

本文約370字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

赤い花模様の着物でそろりと歩く行儀のよい女の子たちを眺めながら、お皿を割りインクをこぼす自分を「世界のらんぼうもの」だと嘆く村山籌子の詩。

村山籌子

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🎧 〈あかい、やさしい はなもやうが〉 / 朗読音声: VOICEVOX:波音リツ

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あかい、

やさしい はなもやうが、

とびとびに ついた

きものをきて、

あをい やはらかい

おびを しめた、

しづかな、おとなしい

をんなのこどもが、

そろり、

そろりと、

いつぱい とほる。

いつぱい とほる。

ほんとに わたしは

らんばうもの

おさらは こはすし

インクは こぼすし

時計は ころがすし

おはしは をるし

ばた/\ あるくし

むしは ころすし、

わたしは

せかいのらんばうもの。

わたしのふくが赤かつたら、

わたしのおびが青かつたら、

わたしは もうすこし

おとなしいのに。

らんばうもの。

おかあさまもおつしやつた。

おにいさまもおつしやつた。

そして、

お前は

いゝ子だとは、

けつして、けつして

おつしやらない。

もしも わたしが

おとなしい

女のこどもにうまれたら、

わたしは どんなに

うれしいかしら。

そして、わたしは

ほんとに、ほんとに

やさしさうに笑ひながら

おてんとさままで、

あるいてゆかう。

そろり、

そろりと、

あるいてゆかう。

完

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