本文へ移動
TORENDIA

マイクロフォン

本文約290字 ・ 読了時間 約1分

※本文が短いため「あらすじ」は省略いたします。

国枝史郎

速度
🎧 マイクロフォン / 朗読音声: VOICEVOX:青山龍星

💰 この本を応援する(投げ銭)

1 / 1

啓蒙的描写論、そういう物だって必要である。一作に就ての解剖的批評。そういう物だって必要ではある。しかし小酒井不木氏とか松本泰氏、江戸川乱歩氏、横溝正史氏、アーサー、リーヴ、チェスタトン、ビーストン、ウェルシーニンというような、代表的作家の人物批評は、是又大いに必要である。以上挙げた日本の作者等は(勿論その他にも著名な人はあるが)人物評論をされても可い程、探偵小説界では働いている。どうだろう誰か此方面に、鍬を打ち込む者は無いか。作品を通して作者を見る――作者を通して作品を見る。これは両々ともなう可きものだ。それにもかかわらず今日迄、よい作者論が出ていない。いささか不満の点である。

完

国枝史郎の他の作品

同じジャンルの朗読つきの本