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TORENDIA

将来の日本

本文約120,000字 ・ 読了時間 約240分

あらすじ(AIが作成しました)

徳富蘇峰が著した本書は、日本の将来を見据え、平民主義に基づく国家のあり方を論じる。著者は武備や貴族的社会を排し、生産と自治を重視した平和主義的な平民社会への転換こそが、国家の繁栄と国民の幸福を実現する唯一の道であると説く。茅屋に住む民衆の利益を国家の根幹に据え、西洋列強の脅威に対抗し独立を保つためには、速やかな維新の大改革を継続し、商業国としての道を歩むべきであると力強く主張するものである。

徳富蘇峰

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余をして人情の重んずべきを知らしめ、己れを愛し、人を愛し、国を愛することを知らしめ、真理の線路を走り、正を踏んでおそれざることを知らしめたるは、みななんじの教育にこれよるなり。余がこの冊子を著述したるはまったくなんじの教育したるところのものを発揮したるなり。しかして、余が著述を世に公にするは、これをもって始めとなす。余はいささかこれをもってなんじの老境を慰し、なんじの笑顔を開くの着歩なりと信ず。ゆえに余は謹んでこの冊子を余が愛しかつ敬する双親の膝下に献ず。

[#改段]

『将来の日本』三版序

余が友徳富猪一郎君さきに『将来の日本』と称する一冊子を編著し、これを余に贈り、あわせて余の一言を求めらる。余不文といえども君と旧交のあるあり。あにあえて君の好意を空しゅうすべけんや。余これを読み、その第一回より第十六回に至る、毎回あたかも新佳境に入るの感なきあたわず。けだしその論や卓々、その文や磊々、余をしてしばしば巻をおおい覚えず快哉と呼ばしめたりき。それ君の著書たる、広く宇内の大勢を察し、つまびらかに古今の沿革に徴し、いやしくも天意の存するところ、万生の望むところ、早晩平民主義をもって世界を一統すべくこれに抗するものは亡び、これにしたがうものは存し、一国民一個人のよくその勢いに激し、その力に敵すべからざるを説き、これを過去現今の日本に論及し、ついに将来の日本を図画し、その取らざるべからざる方針を示すに至り筆をとどむ。

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