TORENDIA
水車小屋
槇村浩
TORENDIA
水車小屋
本文約350字 ・ 読了時間 約1分
あらすじ(AIが作成しました)
村外れの水車小屋で二十年を過ごしてきた老人が、変わりゆく村と亡くなった友を思いながら、それでも休まず回り続ける水車を見つめる槇村浩の詩。
速度
🎧 水車小屋 / 朗読音声: VOICEVOX:九州そら
💰 この本を応援する(投げ銭)
1 / 1
村のはづれの水車小屋
ひとり淋しく立って居る
向の川の水車
しぶきをパッと散らしては
ぐる/\/\と威勢よく
風吹く時も雨の日も
休まずたはまず廻ってる
お日さん西に沈みかけ
夕の鐘が鳴ったとき
小屋の窓から首出して
たった一人のお爺さん
手をあて空を眺めては
「あゝ又鐘がなってゐる
今日も早、今くれて行く」
私が小屋へ来てからは
早廿年たったのか
月日のたつのは早い者
思出しては夢の様
この幾年の間には
村長さんが何べんも
かはって今の大杉さん
村のさかひに立って居た
一本松は四年前
切たふされて今はない
若い時から仲よしの
太郎兵衛どんはもう死んだ
あゝもううっかりせられない
少し休んで働かう
きせるくはへて一人言
あたりは淋しく成って来た
烏はみんなつれ立って
鎮守の森へと急ぎます
淋しく暗い其の中で
やっぱり/\威勢よく
ぐる/\まわる水車
(一一・六・二八)
完
槇村浩の他の作品
TORENDIA
詩諷
槇村浩
詩諷
槇村浩 ・ 約1分
TORENDIA
獄内にてドイツ
の同志を思う歌
槇村浩
獄内にてドイツの同志を思う歌
槇村浩 ・ 約6分
TORENDIA
同志下司順吉
槇村浩
同志下司順吉
槇村浩 ・ 約2分
TORENDIA
野兎の歌
槇村浩
野兎の歌
槇村浩 ・ 約2分
TORENDIA
同志古味峯次郎
槇村浩
同志古味峯次郎
槇村浩 ・ 約10分
TORENDIA
シュレジェンの
織工によせて
槇村浩
シュレジェンの織工によせて
槇村浩 ・ 約1分
TORENDIA
田木繁に
槇村浩
田木繁に
槇村浩 ・ 約1分
TORENDIA
板垣先生の銅像
を拝して
槇村浩
板垣先生の銅像を拝して
槇村浩 ・ 約1分
TORENDIA
犬の一年
槇村浩
犬の一年
槇村浩 ・ 約1分
TORENDIA
うさぎの餅つき
槇村浩
うさぎの餅つき
槇村浩 ・ 約1分
TORENDIA
英雄ナポレオン
槇村浩
英雄ナポレオン
槇村浩 ・ 約2分
TORENDIA
大きな夢
槇村浩
大きな夢
槇村浩 ・ 約1分
同じジャンルの朗読つきの本
TORENDIA
春はよみがえる
小川未明
春はよみがえる
小川未明 ・ 約15分
TORENDIA
Ein Zwe
i Drei
堀辰雄
Ein Zwei Drei
堀辰雄 ・ 約6分
TORENDIA
家長の心配
フランツ・カフカ Franz Kafka
家長の心配
フランツ・カフカ Franz Kafka ・ 約6分
TORENDIA
〔たゞかたくな
のみをわぶる〕
宮沢賢治
〔たゞかたくなのみをわぶる〕
宮沢賢治 ・ 約1分
TORENDIA
誕生日
原民喜
誕生日
原民喜 ・ 約3分
TORENDIA
ある自殺者の手
記
モオパッサン
ある自殺者の手記
モオパッサン ・ 約14分
TORENDIA
『地球盗難』の
作者の言葉
海野十三
『地球盗難』の作者の言葉
海野十三 ・ 約13分
TORENDIA
赤いえり巻き
小川未明
赤いえり巻き
小川未明 ・ 約9分