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TORENDIA

拾った詩

本文約510字 ・ 読了時間 約2分

あらすじ(AIが作成しました)

夏の夜の祭りに繰り出す人々や、華やかな街並みの様子、そして喧騒の中を当てもなく歩く自身の心情を綴る。師団道路の無意味さを皮肉りつつ、祭りの熱気や未来派的な視点を織り交ぜながら、街で出会う人々との関係や見せ物小屋の混沌を描写する。祭りが天に祈る灯火であるという詩的な解釈の一方で、商人が金を儲けるための手段であるという現実的な側面までを多角的な視点から書き記す。

今野大力

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🎧 拾った詩 / 朗読音声: VOICEVOX:雨晴はう

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なぜか知ら

そぞろ歩みに誘われて

私もお祭りに加わります

誰ひとり街はずれのお宮へなぞゆくものですか

みんなはこうして

涼しい夏の夜の風を浴びながら

当どもなく華やかな灯の下を

さまよいます。

*

師団道路なんて

何て無意味な名前でしょう

面白可笑な人にもあい

一寸横丁へよれてごらん

音もない光りもない

夜半の神秘がねています。

未来派ならば

何と表現するでしょう

女、首、しな、ひとみ、赤坊

男、香水、めがね、煙草

花電気、太鼓、かね、笛

笑いましょうか

唄いましょうか

泣きましょうか

*

祭りはまちに燃えるのろしです

一団高く、一年に一度の

天にまけよかし見よかしと

祈る一つの灯です。

*

あららっこれはしまった

あれが誰ですあの人でなくって

そうだねこれはしまった

さよならやあおや

何の真似でもせなけりゃならぬ

私の顔が疲れたろう

まちを歩けばこんなにも

おぼえた人がいるのです

そうして忘れているのです

*

やぶ屋敷、活動人形、軽業師

見せ物からくり

ごっちゃごちゃ

まぜてかえてゆきましょうか

すりが鋏を持っていましょう

*

灯のまちの尊さは

どんな処にあるか知ら

屹度お宮にあるんだろう

天の岩戸の踊りなら

神様さえもそろそろと

扉を開いて来ましょうよ

*

忘れていましたお祭りは

商人が金をもうける手段です

完

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