本文へ移動
TORENDIA

大正文化概論

本文約290字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

戦争の勝利や震災の焼け跡から、退廃と混乱を経てなお「たち上った」と繰り返す、大正から昭和にかけての世相を諷刺的に描く竹内浩三の詩。

竹内浩三

速度
🎧 大正文化概論 / 朗読音声: VOICEVOX:春日部つむぎ

💰 この本を応援する(投げ銭)

1 / 1

序論

G線の下で

アリアをうたっていた

てるてる坊主が

雨にぬれていた

本論

交通が便利になって

文化はランジュクした

戦争に勝って

リキュウルをのんだ

はだかおどりの女のパンツは

日章旗であった

タケヒサ・ユメジが

みみかくしの詩をかいた

人は死ぬことを考えて

女とあそんだ

女とあそんで

昇天した

震災が起って

いく人もやけ死んだ

やけ死ななかったものは

たち上った

たち上った

たち上った

ボクらのニッポンは

強い国であった

結論

ダダがうなっていたけれども

プロがうなっていたけれども

エロがきしんでいたけれども

グロがきしんでいたけれども

芸術はタイハイしていたけれども

ぼくらはタイハイしていたけれども

ぼくらは

たち上った

たち上った

完

竹内浩三の他の作品

同じジャンルの朗読つきの本