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TORENDIA

唐招提寺木彫如來形像

本文約350字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

鑑真和上に随従した律僧の彫刻家が唐風のまま彫り出した如来像を通して、大陸の石彫技法が木彫へと消化されていく過程を読み解き、異質な美を積極的に取り入れるべきだと説く高村光太郎の美術評。

高村光太郎

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🎧 唐招提寺木彫如來形像 / 朗読音声: VOICEVOX:青山龍星

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唐招提寺には鑑眞和上に隨從して來た諸律僧の中の優れた彫刻家が、唐風の樣式をそのまま作り出した佛像が多いので、一種別樣の作風が見られて興味がある。そして此の律宗獨特の作風がすぐあとにつづく弘仁の密教的佛像に影響を與へてゐる點もおもしろい。この如來形像の一木造りの殘缺も遺憾なく當時傳來の技法を示してゐる。大陸で發達した石彫彫刻の技法が檀木の彫刻に自然と移行して來て、この如來形像などはまるで石彫の衣紋そつくりの彫り方が爲てある。しかもそれが石でなくて木材であるため、用刀の制約から必然的に木彫としての特質を生かすことになつてゐるのがおもしろいのである。かういふ樣にして他國の藝術樣式などが消化されてゆくところを見ると、われわれもどしどし平氣で異質の美を世界の到る處から攝取して消化してしまふがいいと思ふ。

完

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