求め得られる幸福
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あらすじ(AIが作成しました)
日本の婦人が平和と生活の安定を求めて団結し、民主的な統一戦線へ組織される必要性を論じる。戦争の教訓から資本主義の病弊を直視し、インフレや政治的不安の中で、真の幸福を勝ち取るためにファシズムや労働者の不当な扱いに対して立ち上がるべきだと主張する。職場の婦人や家庭の婦人が垣根を越え、人民というひとつの立場に結びついて闘うことの重要性を説く。
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今日は世界の婦人が平和と生活の安定のために手をつなぎあって働いていますが、私たち日本の婦人こそもっとも積極的に平和のため闘う立場にあります。なぜなら、こんどの戦争でもっともいためつけられたのは日本の婦人であり、それでいながら、今日でもまだ封建的な立場から解放されきっていないのが私たち日本の婦人ですから。ファシズムの下で戦争にかりたてられ不安のどん底におちいった国の婦人たちが、四年経った今日、イタリアなどではおどろくほど多数の婦人がファシズムに反対し、人民の民主主義を建設するための統一戦線に組織されています。日本ではどうでしょう。婦人の生活の辛さにかかわらず、婦人の民主的な統一戦線は、たえまない保守勢力の妨害によって十分発展されていません。政府が人民生活を再建出来ないでインフレーションの波のまにまに、当選したかと思うと、たちまち選挙違反で検挙されるような代議士の頭数ばかりあつめて、大臣病にきゅうきゅうとしているとき、もし私たち婦人が、心から自分の運命を守ってたち上らないならば、だれが明日の生命を保障してくれるでしょう。前回の総選挙で百万票を得た日本共産党が、今回の選挙で三百万票を得ました。このことに生活の現実と戦争挑発に対する婦人の抗議が雄弁に示されています。
終戦後日本にも平和をめざす婦人団体がいくつかつくられたけれども、それらの婦人団体の目標は多くの場合「まずめいめいのうちに心の平和を」とか「平和のために労資協調を致しましょう」とかいうものです。現代の戦争が資本主義そのものの病弊であるとき、その原因が合理的にとりのぞかれないで、どうして本当の平和があり得ましょう。もうだれでも、これまでのままの資本主義の社会では人民の幸福がないことをさとっています。それでは苦しい経験をかさねている日本の婦人のすべてが、はっきりと民主的な勢力に結びあって将来の不幸を徹底的にとりのぞこうとしているのでしょうか。この重大な必要はまだ十分理解されていません。