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TORENDIA

がちょうの たんじょうび

本文約930字 ・ 読了時間 約2分

あらすじ(AIが作成しました)

ある農家の裏庭に住むあひるやもるもっとたちは、がちょうの誕生日会を開く。招待客の中に、大勢の前で激しいおならをする癖があるいたちが含まれていた。悪気はないものの、招待を迷う一同は、いたちに当日だけはおならを我慢するように頼む。いたちはそれを承諾し会場へ向かうが、宴の途中で我慢が限界に達し、突然気絶してしまう。駆けつけたもるもっとの医者は、いたちが気絶したのはおならを我慢しすぎたためだと診断し、治すためにはおならをさせるしかないと告げる。

新美南吉

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🎧 がちょうの たんじょうび / 朗読音声: VOICEVOX:九州そら

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ある おひゃくしょうやの うらにわに あひるや、がちょうや、もるもっとや、うさぎや、いたちなどが すんで おりました。

さて、ある ひの こと がちょうの たんじょうびと いうので、みんなは がちょうの ところへ ごちそうに まねかれて いきました。

これで、いたちさえ よんで くれば、みんな おきゃくが そろう わけですが、さて、いたちは どう しましょう。

みんなは いたちは けっして わるものでは ない ことを しって おりました。けれど、いたちには たった ひとつ、よく ない くせが ありました。それは おおぜいの まえでは、いう ことが できないような くせで ありました。なにかと もうしますと、ほかでも ありません、おおきな はげしい おならを する ことで あります。

しかし、いたちだけを よばないと いたちは きっと おこるに ちがい ありません。

そこで、うさぎが いたちの ところへ つかいに やって いきました。

「きょうは がちょうさんの たんじょうびですから おでかけ ください」

「あ、そうですか」

「ところで、いたちさん、ひとつ おねがいが あるのですが」

「なんですか」

「あの、すみませんが、きょうだけは おならを しないで ください」

いたちは はずかしくて、かおを まっかに しました。そして、

「ええ、けっして しません」

と こたえました。

そこで いたちは やって いきました。

いろいろな ごちそうが でました。おからや、にんじんの しっぽや、うりの かわや、おぞうすいや。

みんなは たらふく たべました。いたちも ごちそうに なりました。

みんなは いい ぐあいだと おもって いました。いたちが おならを しなかったからで あります。

しかし、とうとう、たいへんな ことが おこりました。いたちが とつぜん ひっくりかえって、きぜつして しまったのです。

さあ、たいへん。さっそく、もるもっとの おいしゃが、いたちの ぽんぽこに ふくれた おなかを しんさつしました。

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