リクエストが集まると、作家に音声化の需要が伝わります。
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夜、みんなが寝ている時間に ― 最初の一分
夜。家族がみんな、ぐっすり眠っている時間に、家の中で火が出たら。
消防庁のページでは、住宅火災で亡くなる人は、千人前後で推移しているとされています。そのうち、約七割が高齢者です。
そして、亡くなる人は、寝ている時間帯に多いとされています。
でも、この本は、こわがらせるための本ではありません。
この本を聴き終えると、寝る前の三十秒でできる点検が分かります。
合言葉は、三つです。
切る。離す。知らせる。
この三つを、毎晩の習慣にすることが、火事を防ぎ、早く気づく助けになります。
お金のかかる設備は、いりません。
なお、この本は、消防や設備の専門家の立場から、断定するものではありません。国の機関が公表している資料にもとづいて、筆者が自分の言葉でまとめました。
では、はじめましょう。
はじめに ― 冬は、火を使う季節
寒くなると、暖房器具の出番が増えます。
電気ストーブ。石油ストーブ。こたつ。ファンヒーター。
あたたかい部屋は、ほっとします。ただ、その暖かさは、火や熱を使って、つくっているものです。
この本は、冬の暖房を、安全に使うための本です。そして、万が一のときに、早く気づいて、逃げられるようにするための本です。
お話しする内容は、国の機関の資料にもとづいています。
消防庁。それから、製品の事故を調べている、製品評価技術基盤機構です。通称、ナイトと呼ばれています。以下、ナイトと呼びます。
数字は、そのつど、どの資料のものかを添えます。年が書かれていない数字は、年を書かずに、資料の名前だけを添えます。
先に、お断りしておきます。
暖房器具や、火災警報器は、機種によって、使い方や点検の方法が違います。くわしくは、お手持ちの機器の取扱説明書を、確かめてください。
また、お住まいの地域によって、決まりが違う場合があります。わからないときは、お住まいの消防署に、ご相談ください。
持病のある方、小さな子どもや高齢の家族がいる方は、家族みんなで、この本の内容を共有してもらえたらうれしいです。
また、特定の商品や、会社は、おすすめしません。いま、家にあるものでできることを、集めました。