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TORENDIA

現代作家に対する批判と要求

本文約4,300字 ・ 読了時間 約9分

あらすじ(AIが作成しました)

芥川龍之介の芸術に対する南部修太郎による批評。著者は、芥川が従来の作風の型に飽き足らず、新たな展開を模索しつつ苦悩する現状を指摘する。多読多識による智的側面を評価しつつも、書斎的な智識に基づいた創作ゆえに、全人間的な体現が欠けている点を批判する。自己を裸にすることを避ける芥川の性向が、芸術に冷たさや作為的な影をもたらしていると論じ、智の支配から脱し、より全人間的に人生や芸術に向き合うことを要求し、今後の発展を見守る姿勢を示す。

南部修太郎

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🎧 現代作家に対する批判と要求 / 朗読音声: VOICEVOX:春日部つむぎ

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忌憚なく云ふと、私は現在の芥川龍之介氏の芸術に対して何にも云ひたくはないのである。と云ふのは、私は三四年前からそれに対しては機会あるごとに思ふ処を述べて来た。そして、その思ふ処は現在に於ても何等の変化を持たないのである。で、今更に批判と云ひ、要求と云ふも、それは私にとつては要するに前言の反覆に過ぎないからである。また若しこの一文が芥川氏に読まれる事を本旨とするならば、私がこれまでに述べた処のものを大概読んでゐてくれ、「妖婆」や「南京の基督」の如きに就いては私信で議論の応酬さへしたのだから、その反覆は氏にとつても退屈以上のものではないに違ひないからである。

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