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TORENDIA

ジーブルグ著「神はフランスにゐるか」

本文約310字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

ドイツ人でありながら公平にフランスを見つめ、愛情と批判を併せ持つ評論を書いたジーブルグの著作を紹介し、その翻訳を手がけた深尾氏の仕事を讃える書評。

岸田國士

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🎧 ジーブルグ著「神はフランスにゐるか」 / 朗読音声: VOICEVOX:青山龍星

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フランスについて語られた書物のうち、これほど公平にフランスを観、批評したものは、これまでにも少くはないかと思ふ。しかもそれがドイツ人の手になつたものであるところが面白く、嘗てスタアル夫人が「ドイツについて」を書いた、あの態度よりも一層われわれには好ましいものに感じられる。一外国人としてフランスを愛し、しかも、容赦なくその病弊をつくところ、フランスは国外によき友を持つたといひたいくらゐである。

深尾さんも、その「よき友」の一人であるに相違なく、この書物に心惹かれ、これをわが国に紹介することを思ひ立たれた理由は、私にはよくわかる。フランスのためにも、またそれ以上に、わが日本のためにも、意義深いお仕事だつたと申したい。

完

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