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TORENDIA

秋の対話

本文約5,100字 ・ 読了時間 約11分

あらすじ(AIが作成しました)

秋の高原の別荘の前庭で、桔梗、芒、女郎花といった草花たちが、邸宅に残る少女の様子や、深夜の窓辺での出来事を語り合う。少女は周囲から病気と見なされ、付き添いの老婆から懸命に話しかけられるが、彼女は草花や風、蛇といった自然のものたちと対話を続ける。老婆の心配をよそに、少女は花々と楽しげに遊ぶ。これは、現実に背を向けた一人の少女の心象風景を描いた戯曲である。

岸田國士

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🎧 秋の対話 / 朗読音声: VOICEVOX:九州そら

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桔梗

芒

女郎花

こうろぎ

風

蛇

少女

老婆

高原――別荘の前庭――秋

遠景は、澄み渡つた空に、濃淡色とりどりの山の姿。

舞台中央に白樺の幹が二本並んでゐる。その根もとに雑草の茂み。

[#改ページ]

第一場

朝――小鳥の啼き声が聞える。桔梗と女郎花と芒とが、それぞれ異なつたポーズをもつて白樺の根もとに寄り添つてゐる。桔梗は十八九、女郎花は十六七、芒は二十一二の少女――何れも、その花の感じに応はしい服装。

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