TRENDIA CLASSIC

秋の対話

岸田國士

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桔梗

女郎花

こうろぎ

少女

老婆

高原――別荘の前庭――秋

遠景は、澄み渡つた空に、濃淡色とりどりの山の姿。

舞台中央に白樺の幹が二本並んでゐる。その根もとに雑草の茂み。

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第一場

朝――小鳥の啼き声が聞える。桔梗と女郎花と芒とが、それぞれ異なつたポーズをもつて白樺の根もとに寄り添つてゐる。桔梗は十八九、女郎花は十六七、芒は二十一二の少女――何れも、その花の感じに応はしい服装。

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