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TORENDIA

『現代短歌大系』のために

本文約300字 ・ 読了時間 約1分

あらすじ(AIが作成しました)

短歌が日本人の生活に深く根づいた芸術でありながら、小説や戯曲ほど体系立てて論じられてこなかった現状を振り返り、河出書房の『現代短歌大系』の刊行に期待を寄せる文芸時評。

岸田國士

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🎧 『現代短歌大系』のために / 朗読音声: VOICEVOX:青山龍星

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時代や世相がどのやうに変つても、短歌といふ日本独特の詩の形式が、あらゆる分野の人々の生活の中で、つまり生活が生み出す自然な芸術のかたちとして、着実な根を張つてゐることをわれわれは考へてみなくてはならない。いわゆるジャーナリズムの上では地味だが、これほど日本人の生活に密着した芸術はないかも知れないのである。がそのわりに、といふより、むしろそれ故に、この広汎な芸術は、他の文学――小説や戯曲等の場合のやうには、総体的にそれを知るための良書が出版されてゐないのであるが、今度河出書房が『現代詩大系』にひきつづいて出版するといふ『現代短歌大系』を、さういつた渇を癒してくれる貴重な集大成として期待してゐる。

完

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