日記
本文約800字 ・ 読了時間 約2分
あらすじ(AIが作成しました)
五月の休日風景や小説執筆の日々から始まり、自身の作品に対する批判を巡る組織内の軋轢と抗議活動、さらには下山事件といった当時の社会的な出来事に対する考察までを綴る。日々の執筆活動や治療の傍らで、政治的な情勢や人間関係の変化を客観的に記録し、作家が日常と激動の時代をどのように見つめていたかを浮かび上がらせる。私的な手帖の紛失といった身近な出来事から公的な緊張関係までを克明に書き留める。
💰 この本を応援する(投げ銭)
五月二十二日(日) 休日
このごろ日曜は完全休日にする。
五月二十三日(月) 仕事
五月二十四日(火)
五月二十五日(水)
五月二十六日(木) 仕事、治療。
五月二十七日(金) 仕事、大森さん開成山へゆく。
五月二十八日(土) 仕事。
五月二十九日(日) 休日
このごろ、バレーボールがはじまった。宮、古村、咲、熱血キャーキャーワーワー。我を忘れて見物。宇佐美、青い服、遊んで桃色に見える手や足、若葉 古村のしゃれ。なかなかおもしろい。
五月三十日(月) 仕事。
ずっとつけていた黒い手帖が見えなくなってしまった。惜しい。しかたがないからまたでて来るまでこれにつける。仕事今月は百枚突破のヨテイ。
五月三十一日(火) 小説一〇三枚になった。
六月二十八日(火) 政治局と新日本文学、文化部その他の合同会議、党員芸術家会議うち合わせで、To が宮本百合子の作品の大悪口を云った由。
七月一日(金) あんまりむちゃで殆ど基本的人権をふみにじっているから抗議をかいた。(下がき)
大森寿恵子とまる。
七月二日(土) 四部コピーをとって、一部 To、文化、新日本文学におくる。
七月三日(日) 党員芸術家会議、前進座、宮、出席、大村(今日これをよむのかね)(次第によっては、ね)クラ、(百合子さんのをよんだか。話が出たらよまなくてはなるまい)Nish(ヤーきょうは宮本百合子のことは話さんよ)
どうして To が話すか話さないか知っているのだろう。
七月五日(火) 宮、治療
国鉄総裁下山行方不明、いかにも Com が暴力をふるったように扱っている。
七月六日(水) To のおかげで仕事を八日も棒にふってしまった。
七月七日(木) 下山、おかしいところで、ひかれている。この辺に女がある(自分)自殺説をつよく感じる。
七月九日(土) 治療
七月十一日(月) 小説88枚(第二章わたす)
宮自由病院でしらべ、幽門にひきつれ(痕跡)があるだけという。政治局員に、まわしよみをさせている由、おどろき入ったもの。
完