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TORENDIA

空の悪魔(ラヂオ・ドラマ)

本文約10,000字 ・ 読了時間 約21分

あらすじ(AIが作成しました)

東京山の手で時計商を営む酒井欽蔵の一家を軸に、敵機の襲来と警戒管制下の帝都を描く。防毒班に属する息子鉄蔵は、戦争の理不尽さに苦悩しつつも任務に就く。物語は、平和な時計の音と空襲の緊張感が交錯する中、一家が戦時下での非日常的な夜をどう過ごすかを描写する。空襲を経て家族が直面する過酷な現実と、それに立ち向かう人々の姿を、ラジオ放送と街の喧騒の中で描き出す。

岸田國士

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酒井欽蔵   (四十八)

妻 いく   (四十五)

娘 加代   (二十四)

息子 鉄蔵  (十八)

娘 美代   (十六)

店員 庄市  (三十)

其他

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解説  東京山の手の裏通りに、さゝやかな店を構へてゐる時計商、酒井欽蔵の一家、物語の中心はこの一家であります。帝都は既に敵機襲来に備へて、警戒管制が敷かれてゐるのです。蒸し暑い真夏の夜のことです。

店先に並んだ大小幾十の時計が一斉に時を刻んでゐる。やがて、オールゴール入りの眼覚し時計が平和なメロデイを奏ではじめる。これは、今、主人欽蔵が店先で修繕をしてゐるのだ。

奥の部屋で

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