本文へ移動
TORENDIA

富士はおまけ(ラヂオ・ドラマ)

本文約7,900字 ・ 読了時間 約16分

あらすじ(AIが作成しました)

富士を望む峠の掛茶屋で、主人の東定臣は日本社会の現状に不満を抱きながら日々を送る。そんな茶屋に、戦争の影を漂わせる若い男や、好奇心に駆られた男女連れなど、様々な客が訪れる。定臣は自身の愛国心を説き、峠の景色を謳い上げる。時代が混迷する中で、茶屋を舞台に多様な人々のやり取りと思想が交錯する様子を描く作品。

岸田國士

🎧 まだ音声版はありません

リクエストが集まると、作家に音声化の需要が伝わります。

💰 この本を応援する(投げ銭)

1 / 11

富士を遠景に、霞のなかに浮ぶ峠の古風な掛茶屋。軒先に山桜の一株が綻び始めてゐます。

茶屋の主、東定臣が、ネルのシヤツにコオルテンの半ズボンを穿き、店の前の道を鍬で平らしてゐます。時々、腰を伸ばし、空を見上げるのですが、やがて、

岸田國士の他の作品

同じジャンルの朗読つきの本