TORENDIA
二つの作品
国枝史郎
TORENDIA
二つの作品
本文約1,400字 ・ 読了時間 約3分
あらすじ(AIが作成しました)
小酒井不木の「肉腫」と、羽志主水の「監獄部屋」という二つの探偵小説を評する随筆。前者は探偵小説的加工を排し、微妙な人間性を簡潔な筆致で捉えた点を高く評価する。後者については、物語の精彩ある描写や独自の筆致を称賛しつつも、作中の言葉選びが古めかしさを招いている点を指摘する。著者は、探偵小説界の現状に批判的な視線を向けながら、新しい潮流を切り拓こうとする書き手の困難と将来性を語る。
速度
🎧 二つの作品 / 朗読音声: VOICEVOX:波音リツ
💰 この本を応援する(投げ銭)
1 / 3
小酒井さんの「肉腫」という作(新青年掲載)依然として結構な作品です。探偵小説的加工の無いのが、一つの特色を為して居ります。如何にも有りそうな事件と云うより有った事件を有りのままに纏めた――こう云い度いような作品です。医師その人に成心が無く、威嚇的で無かったということも、この作品を快くしました。一種微妙な人間性を、直截簡潔の筆で描き、醒気を紙面へ漲らせたのは、小酒井さんとしては常套手段、それでいて矢張り結構であります。ただ末段に至りまして、手術をされた人間が、肉腫への憎悪に夢中になり、自分の腕の切られたのも忘れ、その腕を出せというあたり――この作中での正念場――そこが余りに略筆され、些か明瞭を欠きましたが、併し是は私の頭がひどく其時疲れていたので意味が取れなかったのかもしれません。で「?」この印を記して置きます。
国枝史郎の他の作品
TORENDIA
日本探偵小説界
寸評
国枝史郎
日本探偵小説界寸評
国枝史郎 ・ 約18分
TORENDIA
半七雑感
国枝史郎
半七雑感
国枝史郎 ・ 約7分
TORENDIA
秀吉・家康二英
雄の対南洋外交
国枝史郎
秀吉・家康二英雄の対南洋外交
国枝史郎 ・ 約11分
TORENDIA
又復与太話
国枝史郎
又復与太話
国枝史郎 ・ 約4分
TORENDIA
妖異むだ言
国枝史郎
妖異むだ言
国枝史郎 ・ 約3分
TORENDIA
わかりきった話
国枝史郎
わかりきった話
国枝史郎 ・ 約3分
TORENDIA
ヒトラーの健全
性
国枝史郎
ヒトラーの健全性
国枝史郎 ・ 約3分
TORENDIA
マイクロフォン
国枝史郎
マイクロフォン
国枝史郎 ・ 約1分
TORENDIA
マイクロフォン
国枝史郎
マイクロフォン
国枝史郎 ・ 約1分
TORENDIA
マイクロフォン
国枝史郎
マイクロフォン
国枝史郎 ・ 約1分
TORENDIA
マイクロフォン
国枝史郎
マイクロフォン
国枝史郎 ・ 約1分
TORENDIA
マイクロフォン
国枝史郎
マイクロフォン
国枝史郎 ・ 約1分
同じジャンルの朗読つきの本
TORENDIA
ざしき童子のは
なし
宮沢賢治
ざしき童子のはなし
宮沢賢治 ・ 約4分
TORENDIA
今日は無事
正宗白鳥
今日は無事
正宗白鳥 ・ 約4分
TORENDIA
〔島わにあらき
潮騒を〕
宮沢賢治
〔島わにあらき潮騒を〕
宮沢賢治 ・ 約1分
TORENDIA
赤ずきんちゃん
グリム兄弟 Bruder Grimm
赤ずきんちゃん
グリム兄弟 Bruder Grimm ・ 約9分
TORENDIA
夏向きの一夜
山之口貘
夏向きの一夜
山之口貘 ・ 約7分
TORENDIA
ロシヤに行く心
宮本百合子
ロシヤに行く心
宮本百合子 ・ 約2分
TORENDIA
貝殻追放
水上瀧太郎
貝殻追放
水上瀧太郎 ・ 約24分
TORENDIA
大川の水
芥川龍之介
大川の水
芥川龍之介 ・ 約11分